下げ止まりの売上8,000万円、6名体制
11月決算のワッカデザイン。決算の数字が確定するにはまだもうちょっと時間はかかるのですが、今年も振り返りをしてみようと思います。昨年も同じように第8期決算について記しましたが、その前に2年間更新していなかった間のワッカデザインの動きについて書いていて、その時に会社の見直しをして社内のあり方もそうですが、初めて案件の整理も行なったということまで結構ありのままを記載した記憶があります。それが具体的な数字となって現れるのに結局2年かかった、そういう言い方もできるのかもしれません。つまり、昨年はそれでも高売上、高利益率の恩恵をまだ受けていたということで、それが財務諸表上完全になくなったのが今期第9期だったというわけです。その意味での「下げ止まり」。それとちょっと運も悪くて自然な振れ幅の範囲内ではあるのですが、全体的に売上減少気味の顧客が多かったというのも原因としてはありますね。
正直なところ今期はコロナ期以来の営業赤字を計上することとなり、その意味では個人的に受けたショックは大きかったです。ただ、冷静にクライアントを1社1社つぶさに見ていくと、放っておいても来期回復しそうな動きの顧客も複数いるし、元々広い案件の幅は今期もさらに拡大傾向で、まだ金額的な存在感の小さい新規取引先などもあることから、あまり心配することがないことがよくわかります。第1期からの動きで見ていくと、今期第9期において第6期くらいの事業規模に落ちているのですが、逆にいうとそれが第6期で済んでいる。会社設立した頃とかその頃ではないので、フリーランス2年と会社設立して9年やってきた僕としては、そこからの再スタートということで全然気は重くならない程度だし、借入金という名の現預金は全然あるので、むしろリアルな第6期よりも楽な状況かもしれない。その意味ではホッとします。
案件で目立ったのは「動画制作」と「オフィス内装」
小規模ながら「会社らしい」規模感の制作会社というのも、BtoB、BtoC共に立ち上げやリブランディングなどの深度の深い案件をこなしているというのはここ数年変わらないのですが、今期特に目立っていたのは動画制作ですね。元々僕がディレクション、デザイン制作して、撮影・編集は外部にお願いする形で少しはやっていたのですが、1本にかかる制作費が100万円越えの動画は独立してからは初めての受注。しかもそれが1本ではなくて複数ありました。もちろん納品に至るまでの苦労も非常に多くて、今期の最大ストレス源だったかもしれません。ジャンルによって組む協力会社は当然変わるので、必要になる度に協力会社探しも行い、動画制作を新規事業的に位置付けるならだいぶ体制は確立できたと言って良い感じです。Webサイトのキービジュアルとしての動画はもちろんですが、企業のブランディング動画、製品動画、サービス紹介動画、こうしたものをワッカデザインが制作することは増えていくと思います。
それともう一つ目立っていたのがオフィス内装。昨年から展示会の企画・デザイン・施工というジャンルをこなしていたのですが、オフィス内装はこれまで3度引き合いをいただきつつもいずれもコンペ落ち。このジャンルもその度に協力会社探しを行っていたのですが、今期ついに初めて受注することができました。企画部分と図面ラフくらいを僕が行い、あとは内装会社にお願いするわけですが、自分の社内は僕が図面を引いて必要な家具類は自分で買ってくるというスタイルのためこれを仕事にしようとはあまり考えていなかったものの、展示会で図面慣れしていたり、撮影の時の空間作りにも通じるところがあって、このジャンルも個人的には向いてるな、と思っています。冬休みにはWebサイトにアピールするページができているかもしれません(笑)
来期は新メンバーを迎え、発信の年に!
今年はYouTubeでビジネスチャンネルをやってみた、というのもこれまでにない活動でした。今現在チャンネル登録者数1,750名ということで、2週に1回のアップにしてはやれてるのかな、と思っていますが、まぁこれは続けるのが大変。投稿の頻度を確保したり、クオリティや世界観、コンセプトが大事だったり、というのは、YouTubeに限らずSNS全般そうですが、それが動画というのが大変さを爆上げしているように感じます。正直なところこのYouTubeの活動が2週に1回であっても業務を圧迫し、YouTubeさえなければ徹夜にならずに済んだのに、という僕の怨嗟の声(?)はなんどこの世に吐かれたことでしょう。今年の前半はYouTubeに限らずblogを週1回はblogを更新したり、noteまで手を出したり、と自社のメディア化を意識的に行なっていました。ところが中途で採用したデザイナーが5月に辞めてしまい、そこからこのblogを更新する余力はなくなり、今に至る、というのが偽らざる実情です。
これまで何年もかけて会社の中軸となる営業担当を採用したいと思ってきましたが、それこそ5年以上の時をかけて1人の男性が年明けから就業する見通しとなりました。これまで中途採用した誰よりも業務的なシミュレーションや環境づくりを行っており、その意味では過去採用した人からはジトーっとみられそうですが、とにかく会社としては絶対に失敗できない人材登用となっており、逆にいうとこれが軌道に乗ればワッカデザインはついに僕の個人事業フェーズから一歩踏み出すことができると思っています。同時にキャパシティがこれまでとは比べ物にならないほど改善する予定で、そこでYouTubeに限らず社内外に発信を行なっていくというのが来期の重要課題になりそうです。中長期的な意味からも効いてくる大事な施策なので、今は隙間時間を見つけてはその戦略や実装を行なっている、というわけです(実はこっそりWebサイトも変化があったりします)。
苦難の時代にワッカデザインの価値を確立する
その人の採用如何に関わらず、僕の独立から10年を越え、この辺りが僕の業務、ワッカデザインの業務の価値だろう、というのがだいぶハッキリしてきたというタイミングということもあります。急激にAIが普及する時代となり、来年はともかく2年後くらいからはそれが社会構造を変え始めると個人的には思っていて、その荒波はこれまで日本が何十年も体験していないようなものになる予感がしていますが、それでも必要とされるデザイン会社とはどんなものなのか?ということとも重なり、そうした目線で色々とこれまで整えられなかった自社の在り方やアピールの仕方なども来期は行なっていけそうです。その意味では第2創業期とも言えるし、この先10年を決める1年とも言えそう。少しずつ目に見える形になっていくと思いますので、時折この会社のWebサイトを訪れてくれているみなさんは楽しみにしていてくださいね(結構多いんですよ、うちの会社のサイトを見てくれる人)。今後ともワッカデザインをよろしくお願いいたします。


















