【カタログ制作】カタログ・冊子のページの数え方。表2ってどこ?

こんにちは。ワッカデザイン「デザインことはじめ」編集部です。

「自社の製品やサービスを顧客へ魅力的に伝えたい!」と考えるときにカタログやパンフレットのような冊子は有効なツールな一つですよね。

自社の製品の詳細を網羅的に紹介するカタログや、自社のメッセージや特徴、強みなど要点を絞って伝えるパンフレットは商談や、自由に持ち帰ってもらうためのツールなど様々な場面で使用することが考えられます。

でもカタログやパンフレットを作るなんて、専門用語も多そうだしちょっとハードルが高いと考えていたりしませんか?

実際は簡単なルールを覚えてしまえば何も難しい事はありません、今回はそんなカタログや冊子のページの数え方に関するお話です。
この記事では特に20ページ程度の薄手の冊子を例に説明していきたいと思います。

カタログ・冊子のページの数え方とは

カタログ制作の際などにデザイン会社や印刷会社から表1や表2といったあまり耳慣れない言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。
タイトルにもある通り「表2ってどこ?」と思われた方も多いのではないでしょうか。表2とは表紙をめくった次のページ、表紙の裏側を指しています。それではなぜ表2と呼ばれるのか見ていきましょう。

カタログや冊子など、本の様に背表紙部分を糸やホッチキスで綴じられている印刷物は、プリンターで出力してホッチキスでまとめた資料とはページの数え方が異なります。

カタログや冊子のページを数える場合、表紙や裏表紙といった「表回り」とそれ以外の「本文」の2つに分け、それぞれにページ数をカウントすることが一般的です。

「表回り」の数え方

「表回り」は以下の図のように表紙と裏表紙そして、それぞれの裏面の合計4ページ分を指します。表紙を表1、その裏面を表2、裏表紙を表4、その裏面を表3と呼んでいます。

そしてカタログなどの冊子を印刷する場合、一枚の紙に4ページ分を印刷するため表1から表4までの4ページ本文と分け「表回り」と言います。

但し、便宜上「表回り」と「本文」で分かれていますが、どのページから始めるかに決まりはありませんので、表1や表2から掲載内容の1ページ目、いわゆる本文がスタートしても問題ありません。

ページ数と紙の枚数は同じではない

上の「表回り」で説明したように冊子などの印刷物は一枚の紙に4ページ分を印刷し、製本していきます。これは本文も同様です。
そのため使用する紙の枚数とページ数は同じではなく、ページ数の4分の1になります。またすでに説明したように「表回り」と「本文」を分けてカウントするため、使用する紙の枚数は「表回り」+「本文」の合計、総ページ数の4分の1という点にも注意が必要です。

カタログなどの冊子を制作する場合、使用する紙の枚数に応じて印刷費が変動します。総ページ数が4の倍数でない場合で、用紙を一枚多く使用し必要以上のページを作成することになります。
例えば掲載内容を検討する段階で総ページ数が16ページの場合、用紙は4枚ですみますが、仮に総ページ数が17ページになってしまった場合には用紙を1枚増やし20ページの冊子にする必要があります。
効率的に冊子を作成するために最初の構成の段階でページ数が4の倍数となるよう考えておくことが望ましいと言えます。

ノンブルとは?

ページの数え方に関連して冊子のページ数を表すノンブルという言葉を聞いたこともあるのではないでしょうか。
ノンブルはカタログや冊子のページの端に数字や「P.◯」などと記載され、各ページの番号を示しています。

ノンブルはその冊子のガイドのような役割を果たしています。
今その冊子のどのページを開いているのかを一目で示すだけでなく、誰かに説明する際に「○ページを開いてください」という指示することもできます。

ノンブルとページ数の違い

ノンブルはページ番号を指すと上で説明しましたが、これまで説明してきたページ数とは異なるという点に注意が必要です。

ページ数といった場合、表紙や本文も含め何も印刷されていない白紙のページや扉、目次のページなど全てのページを数えますが、ノンブルは特定のページを指し示す記号の役割のため白紙や扉、口絵のページにはつけないことが一般的です。逆に表2から内容を開始したい場合、表2にノンブルの1をつけることもできます。

ノンブルはあくまで特定のページを指し示す記号である、印刷物を作る際のページ数とは異なるという点を覚えておくと良いでしょう。

まとめ

ここまでカタログや冊子のページの数え方に関して説明してきましたが、ポイントは以下の3つになります。

1.カタログや冊子のページを数える場合、表紙など「表回り」と「本文」を分けてカウントする。
2.1枚の紙に4ページ分を面付するためページ数と用紙の枚数は一致しない。
3.ノンブルはページを指し示す記号のためページ数とは異なる。

いかがでしたでしょうか。ワッカデザインではカタログや冊子の制作のお仕事を請け負っています。カタログを作ってみたいけど、どう進めて良いかわからないといったお悩みなどありましたらお気軽にお問合せ下さい。丁寧にわかりやすくご説明させていただきます。

関連記事

Instagram

Twitter

Facebook

お問合わせ

PAGE TOP
お気軽にお問合わせください:03-6914-3183