こんにちは。ワッカデザイン「デザインことはじめ」編集部です。

「よく使うコンバージョンというワードについて、実は説明できない」という方も結構多いのではないでしょうか。Webサイトの運用や施策のゴールを決める際、「コンバージョン」を明確に定義することは重要です。コンバージョンを正しく理解することで、Webサイトの効率的な運用に必要な知識が身につきます。

まずは用語についてご説明しましょう。

コンバージョン(CV)とは？

マーケティングにおけるコンバージョン（Conversion：CV）とは、Webサイトで獲得できる最終的な成果のことです。成果とは、Webサイトの目標が達成されたことを指します。
何を目標とするかはWebサイトよって様々ですが、コンバージョンを測定することで設定目標の達成度合いを数値で確認することができ、費用対効果の把握に繋がります。そのため、Webサイトにおける施策や、導線の改善策を効率的に打ち出すにはコンバージョンの測定が重要です。

1.様々なコンバージョン（CV）

コンバージョンと一口に言っても、設定する定義や着地地点、何を知るためにコンバージョンを測定するかによって呼び方が異なります。

それぞれの用語について以下で詳しく説明していきます。

ユニーク・コンバージョン

ユニーク・コンバージョンとは、設定したコンバージョンに至ったユーザー数のことを指します。同一のユーザーが複数回サイトを訪問、あるいは商品を購入してもユニーク・コンバージョンは「1」となります。このため、一定期間における新規ユーザー数の獲得を知るための指標となります。

総コンバージョン

総コンバージョンとは、「コンバージョン設定しているアクションが行われた全ての数」を言います。設定したコンバージョンが「購入」であるならば、同一ユーザーが複数の商品を購入すると、全ての個数がコンバージョンとしてカウントされます。ユーザー数ではなく、コンバージョンに達した数を表し、売り上げや成果数の分析に用いられます。

直接コンバージョン

ユーザーが広告などを経由してWebサイトに来訪し、サイトを離脱することなくコンバージョンに至ることを直接コンバージョンといいます。掲載した広告の効果が直接成果に繋がったか否かを知るための指標です。

間接コンバージョン

ユーザーが広告経由でサイトに流入したものの一度離脱し、再度来訪してコンバージョンした場合を間接コンバージョンといいます。間接コンバージョンは、ユーザーがどのプロセスで最終着地に至ったかという理由や動機を探る手掛かりになり、ユーザーの詳細な属性を把握したい時に便利です。

クリックスルーコンバージョン

ユーザーが広告をクリックしてWebサイトに来訪し、その後コンバーションに至った場合をクリックスルーコンバージョンといいます。一定期間の離脱であれば最終的にコンバージョンに繋がることで、成功数としてカウントされます。

ビュースルーコンバージョン

ユーザーが広告表示の際にクリックせずに、その後自然検索などを経由してWebサイトに来訪しコンバージョンに至った場合をビュースルーコンバージョンといいます。このコンバージョンは、ディスプレイや広告の間接的な効果を知りたいときに役立ちます。

ここまでは、コンバージョンに関連する用語についてご説明しました。
次は、コンバージョンとして定義される対象アクションの具体例をご紹介します。

2.コンバージョン(CV)の具体例

コンバージョンの対象はWebサイトによって異なりますが、コンバージョンの対象とWebサイトのタイプは以下の表のようになります。

Webサイトにおけるコンバージョンは設定する対象を一つに絞ることもありますが、複数設定し、たとえば「資料請求」と「会員登録」と「イベント申込」などを同時設定しても問題ありません。
ただ、たくさん設定すればいいわけではないので、Webサイトの目的や施策によって適切なコンバージョンを設定しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はコンバージョンについてご説明しました。
Webマーケティングにおけるコンバージョンとは最終的な成果を指します。コンバージョンには様々な関連用語や測定方法がありますが、まずは、サイト運用や施策のゴールのためにコンバージョンを明確に定義することがとても大切です。

これを機にサイト運用や施策のゴール、コンバージョンの設定について検討してみてくださいね。

ワッカデザインは、ホームページ制作・Web広告制作の経験も多数あります。
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