DESIGN STORY 14

クリニック利用主体の化粧品メーカーが打ち出した、インターネット通販専用化粧品ブランディング

パッケージデザイン業界はデザイン会社不足?

Webサイトを通じて様々な業界からパッケージデザインの依頼が増えてきました。プロモーションのデザインともWebデザインとも異なるパッケージ業界。化粧品のネーミング開発からトータルブランディングを行った実例をご紹介します。

今回ご紹介する実例のクライアントは主に美容クリニック等で販売している化粧品メーカー。新たな製品ラインアップとしてインターネットで直接販売するブランドを作りたいというご希望で、Webサイトからの問い合わせによりお伺いしたのがきっかけです。ワッカデザイン以外にもいくつかデザイン制作会社に問い合わせてみたところ、一式20万円の会社もあれば、100万円の会社、ブランディング含め500万円の会社まであり、比較できないくらいバラバラで困ってしまったとのこと。パッケージデザインの問い合わせでは似たような話を聞くことはあるので、業界的にデザイン会社の数が少なく、激しい競争にさらされていないのかもしれません。

ネーミング開発とロゴデザインから着手

お話を伺っていると、新たな製品の成分やコンセプトは固まってきたものの、製品名やメインカラー、ロゴデザインなどはまだ全然イメージできていないということだったので、その辺りをお客様だけで決めるよりは、こちらから複数案提案を出して一緒にブラッシュアップする方向で進めてはどうかと言ってみると、ぜひそれで、ということで着手することになりました。今回は20代前半がメインターゲットでありワッカデザインのメンバーは多くが30代のため、まずは@コスメやソニープラザなどで市場調査するところから始め、社内でブラッシュアップを行ったのち、大きくは2方向、デザインバリエーションはそれぞれ3案ずつの提案書でもってプレゼンを行いました。

ネーミングとロゴとパッケージデザインと

BtoCの製品の場合、ネーミングにしてもロゴにしてもパッケージデザインにしても、ユーザーに選んでいただくのはかなりシビアな目線が必要で、最初のプレゼン案からお客様と意見交換しながら何度も調整を繰り返し、それらが決まるのに2ヶ月ほどかかりました。方向性が定まってからも今回のパッケージはネコポスに入るオリジナル仕様で透明ボトルに透明ラベルを貼る形のため、ラベルに印刷される色の種類なども細かく気を使って制作。色校正でもきちんと視認性が確保されているかを確認します。

LPとチラシのデザインに展開

パッケージデザインが出来上がってから製品として届くのに2ヶ月くらいはかかるため、その間にランディングページやチラシの制作を行います。Webか紙かの違いはありますが、この場合どちらも用途は同じで、知らない人に興味を持ってもらって購入に促すこと。先にランディングページが出来ている方が訴求点もはっきりしやすくスムーズに進行できることが多いので、今回もそちらから着手。お悩みごとの提示からメリット訴求、ユーザーの声などストーリーに沿って制作していきます。

撮影ではモデルと桃と製品を組み合わせてビジュアル化

製品完成のスケジュールからこの手の案件では撮影が順番的に遅くなることが多いため、撮影出来次第ランディングページやチラシのビジュアル部分は差し替えます。今回は桃の葉エキスがポイントなので、なるべく形の良い本物の桃とターゲット層に合わせたモデルを合わせて撮影しました。ここまで来るといよいよ製品が世の中に出回る日も近いんだなぁと実感も湧いてきます。
ワッカデザインではこういったネット通販主体での化粧品デザインのトータル制作はかなり前から行っています。パッケージデザインも含めると他社に比べてだいぶリーズナブルにお応えしていますので、お困りの際はぜひ一度ご相談ください!

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