DESIGN STORY 12

埼玉県さいたま市で創業50年、ローコスト・高品質を叶える地域密着型工務店のブランディング

年間50棟以上施工する提案型の姿勢に共感

腕の良い職人を束ね、年間施工棟数50を超える数をこなしながら、ローコストでセンスと品質、お客様への提案を両立させる。そういった姿勢に強く共感し、浮き足立たない丁寧なブランディングを行いたい、そう思ってワッカデザインが取り組んだ工務店ブランディングの実例をご紹介します。

今回ご紹介する実例は「ブランディング」と謳ってはいますが、一気に全てのツール制作を行ったのではなく、最初に会社案内と封筒を制作し、途中何度かWebリニューアルの提案をしつつも、そこから約10年後にWebサイトの制作を行うことで、デザインイメージの醸成を図ったというなんとも息の長い話です。ワッカデザインでは案件規模の大小で請ける・請けないを決めたりはしないので、当初そのつもりがなかったとしても、何年かして振り返ってみるとブランディングとして成立しているというケースは少なくありません。

必ずしもカッコよくてスタイリッシュばかりが答えじゃない

ブランディングとして伝えるべきメッセージや表現は、会社案内を制作した時も、そこから10年経ってWebサイト制作する時もまったく変わっていませんでした。それはとてもわかりやすくて、地元を大切にするからこそきちんとした仕事をするということ。グラフィックデザイナーという人種はどうしても自身が生み出すデザインで格好を付けたがるものですが、クールでスタイリッシュな分、冷たい印象も出るようなら今回はニュアンスとして違ってしまう。きちんとしているけど陳腐ではないし、すごいカッコ良いというわけじゃないけど丁寧できちんとした信頼感はある、そういう等身大の姿をブレずにデザインで伝える必要があるのです。

事実を並べ訴求力のあるメッセージをビジュアルに

会社案内の制作では、いくつか方向性違いの提案をしましたが、選ばれたのは職人のモノクロ写真と評判の良さや年間施工点数などの事実を訴求ポイントとしてメッセージ化して織り交ぜたもの。会社案内の半分は施工事例に割き、ただ施工写真やスペックを載せるのではなく、見開きで一つ一つの施工事例をいわば「物語」として見せることで、お客様の仕事に対する姿勢が伝わりやすい構成に。それを入れる封筒は紙の温かさを感じるナチュラルで手触りの良いものを選び、紙のツールでは一貫して真摯な姿勢や人間的な魅力で勝負するイメージで制作しています。

Webサイトも気取らずに施工事例と丁寧さを大切にした構成

工務店や設計事務所、施工会社などのWebサイトは結構スタイリッシュに見せることで自社の信頼感やクオリティ感に結びつけるデザインをする例が多いのですが、今回のWebデザインではもちろん綺麗なレイアウトは心がけつつも、あまりカッコ付けすぎないように調整することで、地域密着の会社としての安心感に結びつけています。紙と違ってWebサイトには紙面の限界がないので、施工事例の読み物フォーマットについては特に気を使い、施工写真が美しく見えつつ読みやすいレイアウトを心がけています。

技術があり真面目な会社にも、見た目のデザイン性は必要

技術力があり真面目に営業している会社が、自分たちの姿勢を伝えるためのプロモーションツールのデザインに無頓着なケースというのは我が国では案外多いように感じます。紹介されて伺う初回の打ち合わせでも「自慢書きのようなデザインはやめてくれ」とか「(紹介されて行ってるのに)デザインはいらない」とか言われることもあるのですが、その意を汲んだデザインを提出すると驚かれ「これならばやりたい」という風におっしゃっていただけるケースは少なくないです。今の自社Webサイトに疑問を抱いている方、デザインをどうして良いかわからない経営者の方、お困りの際はぜひ一度ワッカデザインにお気軽にご相談ください!

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