DESIGN STORY 08

競争が激化する保育園業界、ブランディングとWebマーケティングを取り入れた多層的展開

保育園の運営にWebサイトが果たす役割とは?

多くの中小企業にとってブランディングやマーケティングを考えることとWebサイトを軸にしたWebマーケティングを考えることはほぼイコールのような時代になってきました。今回は保育園運営に寄与したWebサイト制作・Webマーケティングサポートの例をご紹介することでそのあり方を考えてみたいと思います。

今回のクライアントであるたいよう保育園は、埼玉県川口市に10の保育園を展開しています。当初はコンサルティング会社からの紹介で、いざ伺ってみると目下の悩みは人材採用コストを下げたいというものであり、Web広告を活用してなんとかできるのではないか?というものでした。聞けば保育士を一人採用するのに人材紹介会社だと100万円以上かかることも多く、年間で見ると決して無視できない額のコストが重くのしかかっているそう。人材採用にWeb広告を使うというのもあまり聞いたことがなかったのですが、早速試してみることにしました。

まずはSNS広告を、そしてリスティング広告も

保育士の人材採用となると、地域も近場で女性メインで狙うことから、まずはSNS広告を試してみることにしました。属性でセグメントしやすいfacebook広告なら案外たやすくリーチできるのではないか?と思ったのですが、設定の仕方やバナー画像の入れ替えでクリック率やクリック単価の改善はできるものの、これが何ヶ月やっても思わしい成果が出てきません。広告はそれ自体が行動のきっかけとならずともブランディング的な側面も兼ねているとはいえ、だんだんその言い訳も苦しくなっていきます。

いい加減このままじゃまずいという時に、ランディングページ型の採用サイトを新たに制作しつつ今度はリスティング広告を試してみることに。SNS広告よりも検索キーワードを主体とする分顕在層にアプローチできるので、少しは応募に結びつくかな?と思ったら、これも当初は上手いこと結果が出せず途方にくれそうな時に、それでも調整をいろいろと行なっていたところ、秋の採用シーズンの前というタイミングの良さもあってか、急に応募が来るようになりました!それも立て続けに何人も!どうも調整した設定の一個がうまくハマったようで、心からホッとしたことを覚えています。

アピールのための情報発信とSEOを狙ったWebサイト制作

保育園業界では一時的に待機児童問題が騒がれているものの、中長期的には少子化による競争激化の時代が必ず来るとされていますが、その時になってから競合に対策してもなかなか難しく、早い時点からブランディングを含めたWebマーケティングに乗り出す必要があるという危機感から、人材採用とは別にWebサイト制作をご依頼いただきました。BtoBのサイト制作であればSEOに重きを置いたコンテンツマーケティングで良いのですが、保育園となると子供達の親に向けた情報発信や継続的なイメージアップの仕組みも同時に必要です。忙しい保育士さんや職員の方々にもなるべく負担にならずに効果の出せる施策を考えなければなりませんでした。

清潔感のある白地に抜けの良い写真、デザイナーが手がけたイラストをふんだんに取り入れることでブランディング・トーン&マナー的な意味合いでのイメージはすぐに固まりました。情報発信は予算との兼ね合いもあり悩んだのですが、facebook記事だけは定期的に書いてもらえるとのことだったので、それをうまくサイトに取り入れつつ、SEOに必要な最低限ライターの書く記事を入れて補完することで「保育園日記」を構築。公開後も順調にアクセス数を伸ばすことができています。

選ばれる保育園を目指して

人材採用にしても入園募集にしても、日頃からの評判やイメージ作りがモノを言うのはおそらくかなり昔から変わっていないと思いますが、それが今やWebサイトとWebマーケティングという形で行うのが主軸の時代となりました。今回は保育園運営という舞台でしたが、他の業種やサービス、物販等でも基本的には同じ課題があります。中小企業は限られた経営資源をうまく配分していく必要があるため、Webサイト周りにふんだんに予算をかけることは難しいことが多いと思いますが、一社一社きちんと向き合ってみるとやれることは出てくるものです。ワッカデザインは他の制作会社と競合しても高確率でご依頼いただいていますが、おそらくWeb提案の企画書にその辺りに差があるのではないかと思っています。Web制作でお困りの際は、ぜひお気軽にお声がけください!お待ちしております。

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