DESIGN STORY #18

小さなデザイン会社におけるブランディングとSEO、SNSマーケティングの実際

デザイン会社と言えども一つの中小企業

今回は珍しく弊社、株式会社ワッカデザインを実例として取り上げてみたいと思います。なんだよ、事例とか言っておきながら手前味噌な話かよ、と思われたかもしれないですが、時代が変化していく中で弊社が行なっているブランディング、Webマーケティングの手法は業種を問わず、かなり多くの中小企業にも当てはまるだろうという確信を持ってお伝えしようと思います。

ワッカデザインではいわゆる営業らしい営業は何一つやってこなかった会社になります。僕が独立してフリーランスになった頃を合わせてもリスティング広告やSNS広告なども一切やったことがありません。流石に独立当初は若干の挨拶回り程度の営業は行いましたが、基本的には1つの仕事を真剣に取り組むことで次の仕事を呼び込む、あるいは営業をしない代わりに紹介などの1つの出会いを大切にしてクオリティ的にも金額的にもご満足いただけるように最大限努力するスタイルでずっとやってきました。それが会社になってもう7年目となり、知らない間にデザイン会社としてのノウハウと経営者としての経験がずいぶん貯まっていることに最近気づき、それらを必要に応じてお客様の案件として提供するというのが昨年頃から増えています。

Webサイトを育てよう=内部SEOの話

早くから行なっていたのは実はSEOでした。SEOと言ってもそこまで本腰を入れていたわけではなくせいぜい月に2、3ページ増やすというくらいのものですが、最初の目標を「池袋 デザイン会社」で1位を取るとし、これは競合が少なかったこともあり、titleタグや見出しに入れるキーワードに気を遣うくらいで後は普通に更新していくだけで半年で達成できることとなります。この頃は案件の問い合わせは来ないのですが、掲載もしていないのに求人応募が来るようになり、その意味ではSEOの実感はありました。よくスモールワードと言われるのですが、こうして小さくてもいいから何かで1位を取ると関連する他のキーワードでも順位が上がってくるようになるため、その流れに乗るような形で実績を載せ、blogを書く形で、なるべく楽な形でもWebサイトの更新を続けることで「パッケージデザイン」「Webデザイン」「ロゴデザイン」など様々なキーワードで引っかかるようになっていきます。実際に案件の問い合わせが来るようになり始めるのに2年くらいかかり、今年に入ってからは月1本くらいWeb問い合わせで受注に繋げています(しかも大抵リピートします)。このノウハウをSEOコンサルティングとして月額いくらの形でクライアントにも提供しているというわけです。

外からリンクしてもらおう=外部SEOの話

これまでのWebサイト内のコンテンツをどうするという話に対し、外部からリンクしてもらうことでwacca-design.comそのものを強化するという施策が外部SEOです(よくドメインパワーと言います)。googleマイビジネス、各種SNSやYouTubeといったハードルの低いものはもちろんやった方が良くて、例えばこれがスタートアップの場合これだけでも目に見えて検索表示回数上がりますし、それ以外にもメディアサイトなどから無料掲載・有料掲載問わずリンクを集めたいです。自社の所属する業界団体、まとめサイト等々探してみれば意外とあるので、日頃からアンテナを高く張って機会があれば掲載してもらうようにすると、当月にも早々にgoogle anaryticsやgoogle search consoleでその効果が実感できると思いますよ。

SNS時代のブランディングにはキャラクターが最適

ここ数年で企業であってもWebマーケティングの中にtwitterをはじめとするSNS施策が目立つようになりました。知らない人への拡散力という意味ではほぼtwitter一択かと思いますが、ワッカデザインでも以前からアイデアだけあって実現していなかったキャラクターをデザインして試しに取り組んでみると、これが大当たり。通常SNS担当者だけだとなかなかオリジナリティの高いtweetってできないものですが、キャラクターがあれば一瞬で認識することができます。他社とのコラボキャンペーンやプレゼントやノベルティ配布とかでもキャラクターは活躍するということもあって、ここ数年はかつてなくキャラクター制作の依頼も増えています。自社でtwitterやってみてその理由がよくわかった、という感じでしょうかね。特定の販促ではなく会社の広報となると中小企業の場合認知拡大メインで良いので、印象に残るtweetを投稿していく、というのがとても大事です。

もちろんベースとしてあるのはクリエイティブな期待感

グラフィックデザインにせよWebデザインにせよ、定まった形のない制作物を生業としている以上、お客様からしたら過去の制作物が自分達の案件のクオリティを保証するわけでもないので、制作会社のブランディングと言うと「期待感の醸成」に注力するしかなく、名刺や封筒、会社案内というような基本的なブランディングツールは質感のある紙にこだわってプロダクトとしての価値を上げたり、デザイン的にも制作会社らしい期待感のあるものを作った方が良いと思います。その上で、Web周りの施策があり、SNS施策があり、トータルとしての会社の価値を多様化しつつ上げていく。今回はデザイン会社のブランディング施策なのでこういった回答になるのですが、これはもちろん業界やその会社の強みによって千差万別の見せ方があります。どんな会社であっても、どんなプロジェクトであっても、ワッカデザインではお客様一人一人の置かれた課題を正確に理解し、最適なデザインとして応えることを得意としています。紙でもWebでもパッケージでも、デザインでお困りの際はぜひ一度ご相談ください!

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