【経営雑談Vol.6】副業の確定申告、フリーランスの確定申告、法人設立後の会計業務…会計は侮れない!
<タナカの経営雑談まとめ>
経営雑談第6回のテーマは起業、副業に避けて通れない確定申告と会社経営の羅針盤となる会計です。副業を始めたタナカが、ワッカーさんに雑所得の申告や会社にバレないための方法を質問します。さらにワッカーさんの実体験を元に、フリーランス時代の「青色申告会」の活用法や、法人化後の専門家への外注コストといった実務的な話、そして「数字を読む力」がいかに経営判断に直結するかについて語ります。
副業サラリーマンの確定申告と「会社バレ」対策
会社員が副業(Webライティング等)を始めた際、まず気になるのが「会社バレ」の発端となりやすい確定申告です。ワッカーさんは副業レベルであれば、事業所得ではなく「雑所得」として申告するのが最もシンプルで一般的といいます。そして会社にバレないようにするためには、申告時の住民税の徴収方法を「普通徴収(=自分で納付)」にする必要があります。「特別徴収(=給与天引き)」にしてしまうと、副業の所得が上乗せされた住民税が給与から天引きされるため会社に気づかれてしまいます。この住民税の徴収方法が、会社バレを防ぐ重要なポイントです。また証拠の保管として領収書や請求書は封筒などにまとめて保管し、用途をメモしておくことをおすすめしています。
フリーランス時代の強い味方「青色申告会」
独立して個人事業主、いわゆるフリーランスになると、会計の難易度が少し上がります。ワッカーさんも個人事業主の時代は低コストで専門家サポートが受けられる地域の「青色申告会」を活用していました。月額2,000円程度の会費で、パソコンを持ち込めば申告書の作成まで手伝ってくれるので駆け出しフリーランスには心強い存在だったようです。またこの時期に自力で記帳(仕訳)を行うことで、「勘定科目」やお金の流れといった、後々役に立つ経営の基礎知識を自然と身につけることができたと言います。
法人化に伴うコストと外注の判断
法人になると会計業務は一気に複雑化し、自力での処理は事実上困難になります。そのためワッカーさんは法人化に伴い、税理士・社労士へ外注することにしました。税理士に加え、従業員の給与計算のために社会保険労務士(社労士)とも契約し、月額合計で約7万円のコストがかかっています。しかし高額な費用であっても、経営者が苦手な事務作業でストレスを抱えるより、専門家に任せて本業に集中する方が長期的には利益に繋がる経営リソースの最適化の効果が大きいと語ります。
会計は「RPGのステータス」
自身の経験からワッカーさんは会計を「単なる税金の計算」ではなく、「RPGのステータス画面」に例えます。会社の財務諸表(残高試算表)を見ることは、ゲームでキャラのHPやMPを確認するのと同じだといいます。数字(会社の資金繰り)が見えていれば、「あと何人雇えるのか」「いくら投資できるか」といった具体的な判断をすることができるからです。
ワッカーさんによると、税理士と数字ベースで深く議論できる経営者は意外に多くなく、実は10人に1人、1割程度と言われているようです。数字を「経営の羅針盤」として客観的に把握し、自社の資金余力を正しく理解すること、もし赤字があればそれは何故かという分析が、倒産リスクを避ける唯一の道と言っています。
次回は副業で何をする?というお話しです。
「経営雑談」は池袋と目白の間にある小さなデザイン会社ワッカデザインの社長ワッカーさんと友人のタナカが中小企業経営のリアルを雑談形式でしゃべる肩に力の入らないyoutube番組です。気になったら動画も見てみてくださいね。
それではまたお会いしましょう!




