DESIGN STORY #35

富裕層向けショップ立ち上げのトータルデザイン。暖かみと親しみのある重厚感を演出。

「新たな業態なので、一緒に考えながら詰めていきたい」

ワッカデザインの仕事の仕方は変わっていると時々言われます。一般的にデザイン会社にお願いする時には諸条件を整え、オリエンをしっかりして、素材まで用意した上で、きっちりお願いしないといけないというような雰囲気が業界的にあるのかもしれないのですが、そこがあやふやな仕事でも一緒に考えながら進めることを厭わないというのが依頼しているお客様側からも意外に感じてもらえるようです。今回は富裕層向けショップの立ち上げ時にそうしたアプローチで進めることができた実例を紹介します。

Webデザインをベースにすることで、トーン&マナーを策定

ショップツールを一通り作るとなるといきなり全部を進行するのはあまり現実的ではないため、今回はWebサイトのデザインを先行することでメッセージ作りに始まり、全体の雰囲気や配色、フォント使い、写真のイメージ固めなどを優先的に進めることとしました。デザインの提出の仕方もいつもと異なり、毎回方向性違いの複数案を用意することで、毎回の打ち合わせを自然な議論の場として設定。フィードバックとして言葉によらない部分(微妙なニュアンスだったりアドレナリンが出る感じかどうかなど)をデザイナーもダイレクトに感じながら進めるスタイルとなったわけです。

スチール撮影とキービジュアル動画撮影のディレクション

こうして全体のトーン&マナーを調整しながら進めていくのが先行しているため、写真の雰囲気を定めるのは難しいことではありませんでした。決して軽いトーンではないが、洗練されたシンプルな佇まい、暖かみのある色感、親しみがあるモダンなイメージ。サンプルの写真を並べながらもこの辺りは主だった齟齬が出ることもなく、スムーズに進んだように記憶しています。新たな業態の仕事なので、ある程度店舗の内装、外装が出来てこないと撮影ができないため、スケジュール的にはオープンギリギリにはなりましたが、イメージが共通認識として固まっていたため、和やかに撮影でき、自然と仕上がりも良い感じになったと思っています。

ショップカード、名刺、リーフレットへの落とし込み

Web制作でここまで出来ていれば、紙のツール制作は正直なところ作業に近いものでした。もちろんやっつけ仕事をしたつもりはありませんが、写真はできていて、配色バランスや書体遣いが定まっていて、文字情報もほぼほぼ決まっていたのだから、その価値観にそのまま則ってレイアウトしていくのは、ベテランのデザイナーならそう時間のかかることではないでしょう。実際ほとんど修正も入らず校了に至り、当初懸念されていたオープン間際のギリギリ感よりも余裕のある納品になっています。そして、いざオープン日を迎えると、そのハマり具合からか、お客様からはお礼のメールをいただき、こちらとしても関わって良かったと思えたものです。

1年後には2店舗目にも展開

本物志向の富裕層向けのデザインでは、内容の見直しはあったとしても、雰囲気やデザインイメージから変えることは考えにくいと思いますが、1年後に2店舗目が立ち上がる時に諸々のツールを制作する際にも、基本的に1店舗目で培った延長線上でのデザインで進みました。もちろんお店のロケーションが全然違うので、写真の雰囲気はちょっと異なりますが、あまり揃い過ぎても良くないので、自然な振れ幅なんだろうと思います。どちらも長く愛される店舗になることを願ってやみません。

ワッカデザインではこのようにお客様一人一人の置かれた課題を正確に理解し、最適なデザインとして応えることを得意としています。ブランディングという大層な感じではなかったとしても、単に今のデザインに疑問がある方、デザインをどうして良いか分からない方はぜひ一度ワッカデザインにご相談ください!お待ちしております。

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