DESIGN STORY #34
Webサイトリニューアルからの集客転換。月10件の問合せを生む不動産会社に至るまで
中小企業サポートとしては典型的な実例
ワッカデザインのお客様への関わり方はかなりの差があり、私たちをどういう会社として捉えているかもまた相当違いがあると思います。人によって、紙ツールのデザインをする会社、Webサイト制作の会社、展示会デザイン・施工をする会社、SEOの会社、採用サイトばかり作っている会社、パッケージデザインの会社、写真のディレクションに優れている会社、そして、中小企業にデザインのみならずマーケティング含めてトータルサポートしてくれる会社。今回はその典型的な実例となります。売上10億円規模、社員数にして20名くらい、事業というか顧客というかで新規を取らないといけないと思ってアイデアは考えるもののどうして良いのか途方にくれる。Webサイトが陳腐化していたため、そのフルリニューアルを機に出会ったワッカデザインがどう関わったのかを記していきます。
Webリニューアルで、デザインブランディングと訴求点の明確化を
中小企業のコーポレートサイトは少ない予算で制作しているケースが多いせいか、何となく作られていることが非常に多いのが実情です。なので、私たちがWebサイトをリニューアルしたいと言われれば、お客さんが意識していようとそうでなかろうと、デザイン的に何とかすることで事業が数段上にステップアップしたかのような印象を醸し出すことを前提条件に入れます。その上で、その会社の事業が何であって、そのどこに強みがあるか、そしてそれをどういったニュアンスで伝えていくかを加えることで、見た目で会社としての信頼感や期待感を演出しつつも、彼らの未来の顧客に対して届く言葉や内容による訴求力を両立させるわけです。今回の場合で言えば、賃貸と用地開発を行っていた不動産会社がビジネス的に敬遠されてしまいがちな「お困り物件」の集客と解決というメッセージを前面に打ち出すことで、事業そのものをよりエッジの効いた伝わりの良いものにブラッシュアップでき、実態はたとえそう変わらなかったとしても、会社として一つの方向性を社内外に可視化することになったのでした。
事業としてはWebサイトを納品してからがスタート
Webサイト制作はサーバーにアップして公開されたら納品なので、そこで終わりにされがちですが、こうして形作られた事業にとってはそこからがスタートと言って差し支えないと思います。所詮Webサイトだと放っておくも、もっとディテールを伝える努力をしたり実例やコラムなどで世の中に発信していくも、それは会社によって様々ですが、今回は月8本の記事掲載と随時事例記事をアップしていくことで、仕入物件の集客改善に向き合うこととなりました。とはいうものの、Webサイトリニューアル後、訳あってワッカデザインとは別のSEO会社が1年間それを担うことになるのですが、思うような結果が出ず、そこから引き継ぎ直してのやりにくい立場でした。対策キーワードを実際に業界でよく使われる言い回しのキーワードに置き換えていったり、実際にあった話を元にしてリアリティのあるコラムを書いていったり、業務で忙しい担当者から何とか実例の情報を引き出して掲載していったりなど、愚直とも言えるコンテンツSEOを始めていくと、Google Anarytics、Search Consoleの数値が面白いように改善していくのを目の当たりにすることになります。それでもビジネス的に意味のある問い合わせが来るようになるのにはそこからさらに1年ちょっとかかるのですが、SEOも真摯にやるかどうかが結果として大きく異なるのを肌で感じたものでした。
効果が感じなくても何ヶ月も何ヶ月も継続すること
いつの頃からかワッカデザインはSEO会社と競合することもおかしなことではなくなっているのですが、コンテンツSEOを引き受けるのは実はいつも内心非常に嫌だったりします。プランニングをして最初のうちはお客さんもモチベーション高いから良いのですが、3ヶ月、半年、1年と時間が経つに連れて、それでも成果が出ないのに苛つきもするでしょうし、そんな中こちらも必要な情報を毎回教えていただかねばなりません。正直なところ協力的なお客様ばかりでもないですし、何でこんな労力をかけて誰のためにやっているのかよくわからなくなることも少なくないのですが、それでも見知らぬ誰かに向けてコンテンツを発信し続けた会社だけがある時急に意味のある問い合わせをもらうことになる。そして1件来るとなぜか次も来る。これは要は「問い合わせが来る」という体質、会社を取り巻く構造が出来上がるのにそんなに簡単にはいかないよ、ということを示唆しているのだと思うのですが、このお客様で言えば今となっては月に5件は問い合わせフォームから来るし、電話でも7〜8件は毎月来ます。本質的に意味のあるコンテンツで発信しているので、googleのアップデートがどうとかSEO的環境変化にもほとんど影響を感じずに効果は継続している。実務としてはWebリニューアルに関係なく同じことをやっていたとしても、Webから自然と案件が生まれるのだから実態としてのビジネスに良い影響がないわけがありません。中小企業にとってそういう事業を支える力がSEOにはあるといつも思わされます。
Webサイトを育てることが事業の成長を加速する
こうした言葉はもう10年以上使い古されたかのようにも見えなくもないのですが、これだけインターネットが社会に溶け込んだ今となっては、SEOに限らずWebマーケティングを味方につけられるかどうかは事業にとって無視できないほどの影響があるのは確かです。広告配信だって以前とは比べ物にならないほど低額から可能になりました。SEO記事だって私たちのような会社に頼まなくとも自分で書けば少なくとも出銭はありません。そういうのは大企業のものだと思っている人も少なくない気がしますが、名もなき中小企業こそ山ほどの成果が必要なわけではないのだからやるべきだと心から思います。かくいうワッカデザインも10年以上生き残れているのは少なからずWeb問い合わせのおかげだし、それを生むためにこうしてこの記事を書いている。要は自社で自ら培ったノウハウを顧客に提供することで、さらに自社も強くなる。そんな良いリズムを作り出しているのもまた、SEOでありWebマーケティングなのかもしれません。
ワッカデザインではこのようにお客様一人一人の置かれた課題を正確に理解し、最適なデザインとして応えることを得意としています。ブランディングという大層な感じではなかったとしても、単に今のデザインに疑問がある方、デザインをどうして良いか分からない方はぜひ一度ワッカデザインにご相談ください!お待ちしております。


