DESIGN STORY #21

新規事業でアウトドアブランドを立ち上げる!?製品開発に寄り添うブランディング

EC主体の家電メーカーが、独自のアウトドア製品を作りたい

好きなことを仕事にしたいと内心思っている人は少なくないと思いますが、好きなことはなかなかお金にするのが難しく、あまりやりたくもないことがお金になりやすいというのは結構世の常だと感じます。今回は元々家電メーカーとしてECサイト主体で販売していた会社の担当者が、その企画力・実行力を活かして彼自身の趣味であるアウトドア製品を作るのにワッカデザインが寄り添ったデザイン実例となります。

それまで冷蔵庫や冷凍庫、テレビなどの家電製品の撮影やデザイン一式を毎月のように行っていたものの、今回の製品では僕自身がアウトドアに強いわけではないのでメリットの打ち出し方やそもそものトーン&マナーのあり方など、最初は手探り状態で始まったものでした。

痒いところに手が届く製品を肌感覚で理解するということ

担当者が生粋のキャンパーであることもあって、製品そのものは使用シーンをかなり考え込まれたものでした。デザイナーというのはその多くがインドアなもので、アウトドアに興味も抱いたことはなかった僕らはその説明に必死に想像を働かせて、こういうシーンでは製品がこういう風になっているとありがたいから、それをフライヤーやらパッケージやらではパッと見でわかるようにしないといけない、というのに苦心。今回は単に自社ECだけでなく、アウトドアショップやクラウドファンディングにもアプローチするというので、玄人が見ても納得感のある雰囲気作りと訴求の仕方が必要でした。

スタジオでのブツ撮りと、アウトドアでのイメージ撮影

ひとまず製品写真がないことにはパッケージも紙媒体もWebサイトもどうしようもないので、試作機を使ってスタジオでのブツ撮りを先行させます。様々な使い方があるので物撮りと言ってもかなりのカット数になりましたが、それでもこちらはいつも通り行えば良いもの。難しいのはアウトドアでのイメージカットの方でした。というのも東京23区周辺ではなかなか背景まで感じさせるアウトドアシーンは撮りづらいのですが、ロケハンを行い、カットの構図をいつもよりもシビアに考えることで、スチールでの撮影は事務所のある池袋周辺で何とか形にしたのでした。

クラファン向けに、プロモーションムービーを撮りたい!

しかしながら、映像となると流石に近所では無理なので、映像チームを編成し、長瀞のキャンプ場まで出向くことになるのでした。主にはクラウドファウンディング向けのPVなので、なるべくリアルなキャンパーの姿を交えながら製品の使用シーンを撮りたいということで、綿密なコンテ作りと香盤表を作成。朝早くから現地入りをし、夜中の23時過ぎ頃まで撮影を行いました。これが僕にとっては初めてのアウトドア体験だったのですが、キャンプサイトにしても焚き火や料理にしても、色々なことが興味深く、仕事はしつつもアウトドアって案外悪くないな、と思ったものです。こうした気持ちはその後のクリエイティブにも影響は大きいですね。

玄人ほどわかってもらえる、そんなアウトドアブランドへ

結果として、パッケージ、マニュアル類など製品周りから、フライヤー、Webサイトなどのプロモーションツール関係、PV、キャンプイベントなどで出展する際のロールアップバナーなど、あらゆるデザインを手がけることになりました。このブランドはこれを皮切りに一つ一つ独自性のあるキャンプギア製品を開発、販売していくことになり、その都度同じように製品と向き合ったデザインを制作するのですが、この最初に1個目のケースが一番印象的で、真冬のキャンプ場で凍えながら行ったPV撮影は僕らにとっても貴重な経験となりました(その後実際に他のお客様からも似たケースの仕事が来るようになりました)。

それにしても、2番目の事業の軸として自分の好きなことを主体にブランドを立ち上げるってすごく素敵ですよね。1番目の事業だとなかなか資金的にも販売的にも余裕がないことが多く、それが2番目だと余裕を持って取り組むことができるのも良い点かもしれません。デザインという仕事を超えて、経営的にも色々と刺激のある案件でした。

ワッカデザインではこのようにお客様一人一人の置かれた課題を正確に理解し、最適なデザインとして応えることを得意としています。ブランディングという大層な感じではなかったとしても、単に今のデザインに疑問がある方、デザインをどうして良いか分からない方はぜひ一度ワッカデザインにご相談ください!お待ちしております。

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