DESIGN STORY #16

恋活・婚活をサポートするマッチングアプリのスタートアップブランディング

会社によってデザインに当たる姿勢は様々

長引くコロナ禍で多くの会社で事業の転換が図られたり撤退を迫られたりする中、主軸である結婚式のプロデュース事業の傍らシナジーのある事業としてマッチングアプリを開発され、ワッカデザインでそのデザイン的なブランディングをサポートした実例をご紹介します。

今回ご紹介する実例のクライアントはアプリ開発を進めながらすでに自分でロゴもWebデザインも一通り行なっていたものの、しかしながらアプリが完成するにつれ見た目のデザインに疑問が芽生え、ワッカデザインに問い合わせいただいたというもの。もちろんそこでいきなり受注ということはなくて同時に何社か比較されるということでしたが、ワッカデザインに最もブランディング的な印象を感じたとおっしゃられたので、期待に応えるべく提案までは無料で対応しますよ、とこちらも応じたのでした。

ターゲットに合わせた提案前の下準備

僕が20代の頃は「恋活」も「婚活」という言葉もなく、そもそもマッチングアプリがどういうものか、他のアプリはどういう打ち出し方をしているのかを調べるところから今回の提案づくりは始まりました。今回のように20代がメインターゲットの場合、特にそのデザイン的な価値観はきちんと理解しないとすぐミスマッチになりがちなので、一旦「自分」という価値観を捨てて、情報誌や女性誌を一通り読み比べたり、雑貨屋や流行のショップを見てみたり、とにかく「今」の空気を掴むための努力に時間と労力を費やします。そこから最初に導かれた結論が、既存のロゴのブラッシュアップ提案とメインとなるキャッチコピーの開発から行うことでした。

トーン&マナー策定のためにパンフレット制作

そうして考えたロゴやメインコピーは、今回は特に後発のサービスのため他社と並べて比較してみます。この時点で最大手よりも印象的に見えていないとビジネス的になかなか苦しいでしょうし、ターゲットに似合っていないと悪目立ちになってしまう。実はこれは気持ち的にも結構しんどい作業なのですが、ターゲットに属さない自分であっても検証することで自信が持てるので、大事なアプローチだったりします。

そしてロゴとメインコピーが定まると、今度はパンフレットに着手。まだ提案段階と言えども今回はトーン&マナーをどういう風に考えているかを伝えるために実際のツールデザインに落とし込む必要があるので、一見遠回りのようですがパンフレット4P丸々デザインを起こしました。

プレゼン提案をそのまま活かして最終制作物へ

そうして臨んだプレゼンは結構のめり込んで一人で勢いよく喋り続けてしまったのですが、お客様の反応的にも納得いただけているようでした。直後にお見積もりをご確認いただき、そのまま正式受注、デザイン的なものはそのままに、改めてパンフレットの記載内容の検証とWebデザインへの展開作業にフェーズは移ります。その後も特につまづくことなくコーディングまで行って納品。都合1ヶ月半くらいでパンフレットとWebサイトと双方を踏まえたブランディングを完成することができました。最初にきちんと労力をかけていたのが結果的に良かった例ですね。

その後も別のリニューアル案件を進行中

1つの案件をしっかりこなすことでまだ見ぬ次の案件を呼び込むというのは、僕が独立してフリーランスでやっていた頃からの言わばワッカデザインの社風。それから法人化してもう7年目なのですが、特に営業的な努力をしていないにも関わらず毎年20%以上新規案件により売上が増加していく「特殊体質」の源泉はここにあります。ワッカデザインではお客様一人一人の置かれた課題を正確に理解し、最適なデザインとして応えることを得意としています。紙でもWebでもパッケージでも、デザインでお困りの際はぜひ一度ご相談ください!

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