DESIGN STORY #05

東京都板橋区のNPO法人における働き手の姿勢や気持ちが伝わるブランディング

明るく素直に事業に取り組む姿に共感

知的に障害のある方々に地域で安心して暮らせるアットホームな居場所をご提供する。言葉にすると簡単そうでいてその実本当の意味で人間性の問われる事業に携わる姿に共感し、その姿勢や気持ちの伝わるブランディングを行いたい、そう思ってワッカデザインが取り組んだNPO法人ブランディングの実例をご紹介します。

今回ご紹介する実例は元々の知り合いだったこともあり、当初「(できる限り安く)Webサイトを制作したい」というだけのシンプルな内容だったものの、いざヒアリングに伺ってみるととても明るい人柄と素直に「困っている人を放ってはおけない」という気持ちが伝わってきて、費用云々は置いておいてブランディングの必要性を感じたのがきっかけでした。あまり堅苦しくせずに、Webサイトのイメージを深めるのと同時にロゴデザインや雰囲気づくりの話を織り交ぜることで極力自然な形で制作を進めていくことにしました。

ロゴや名刺は使い手に違和感が残らないように

とはいえ事業内容をよくよく伺っていると、障害福祉サービスの生活支援として板橋区・豊島区を中心に10寮展開するに至っており、デザイン的な見せ方やロゴデザインについては、何度も案出しを繰り返しながら丁寧に進めます。最終的に熊をモチーフにしたのは彼らの名字が由来だったりするのですが、懐深く優しい印象を与えられるデザインとしてしっくりきました。

ロゴデザインが決まれば続けて名刺にも展開、ロゴの印象を取り入れつつカラーバリエーションでお見せしたら全部使って担当者が配色を選べるようにしたいという意向に。十人十色なデザインもまた彼ららしいように思います。

温かみのあるイラストでまとめたリーフレット

リーフレットでは事業内容と利用者の暮らす寮や生活感など、いわば会社案内的な内容とサービス案内的な内容の双方を入れ込んだ形で制作。「地域で安心して暮らせるアットホームな居場所」と言いつつ、あまりカジュアルになり過ぎても事業イメージと異なってしまうので、イラストをデザインで使う時はそういったニュアンスのさじ加減は気を遣うことが多いです。

Webサイトは各寮の見やすさと情報発信に重点

リーフレットでは紙面的な制限もあって「初めまして」のツールとしての情報がメインになっているのに対し、Webサイトではより詳細にそれぞれの寮の情報や写真、生活イメージなどを見やすく設計しつつ、入寮する側からするとどういった生活が送れるのか不安を抱きやすいため、blogも活用することでじっくり検討いただけるような構成になっています。ここでもロゴの熊のキャラクターやイラストは優しさや温かみみたいなものを感じさせるのに貢献していますね。

言葉にしづらいニュアンスを伝えるデザインの力

こうして見ていただいたように、Webサイトリニューアルに端を発してロゴ制作、名刺制作、会社案内制作という風に結果的にブランディングのようになるケースは、実はワッカデザインではとても多いです。制作会社としては紙、Webと分けがちなのですが、グラフィックデザインという見地からするとそこに差はなく、何を伝えるべきか、どう伝えるべきかに基づいて構成していくため、弊社ではWeb制作と紙ツールの制作にアプローチの違いはありません。自社の見せ方がどうして良いかわからないスタートアップの方、現状のデザインに疑問を抱いている方、お困りの際はぜひ一度ワッカデザインにお気軽にご相談ください!

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