2017年を振り返るーデザイン編ー

総勢5名の名実共に「デザイン会社」に!

 
皆さまお久しぶりです、夏以来のblog更新になってしまいました。月1回は記事を書くという年初に立てた目標がありまして、8月までは月内という期限は守れなくても書いた数だけは何とか保ったものの秋以降は完全に沈黙、、、という形でした。まぁそれだけ忙しかったということなのですが、今年ほど寿命を削って仕事をこなしている感覚もなかったかもしれません。会社になってからは徹夜をせずに済んでいるので一見楽になったようにも見えるかもしれませんが、朝から夜中まで一瞬も気が抜けないというのが休みなく続くととんでもなく心身を疲労させるものです。いつも言っているようにデザインは答えのない解答を考える部分がとても大きいので、考えるのを辞めた途端ただの作業者に成り下がってしまい、その結果仕事も取れなくなってしまうので、考えるのを辞めるわけにはいきませんが(と言うかそこがデザインという仕事の醍醐味ですし)、なんとかもう少し「社内の体制を整えたい」というのは2017年に残したワッカデザインの大きな課題でしょう。クライアントの課題を見つけ、デザイン的な解答を出し、レイアウトを整え、無事に入稿に至るという、言われてみれば当たり前のようで、しかしながら真摯になるほど難しくなるこの一連の流れを汲める組織になること、それが僕の寿命を伸ばす唯一の方法なので、今年は仕事をこなしながらも教育にもっと力を入れていきたいと切実に思っています。

 
なんだかまとめのような内容から書き始まってしまいましたが、昨年と同じように2017年をデザイン面と経営面の双方から振り返ってみたいと思います。今回はデザイン編ということで、いつものように2017年のあらゆる仕事をjpgやpdfにして眺めているのですが、全体感としては何というか、フリーランス時代から数えると独立して丸3年経って、ようやくデザイナーらしくなってきた、という印象でしょうか。相変わらずIT関係を中心としたBtoBの案件が多いのでパッと見ただけだと地味な仕事が多いのですが、それでも様々なトーン&マナーを使いこなしてきちんと訴求するようにひとつひとつ作られているのを感じることができ、ブランディング的な案件も出てきているのでビジネス関係のデザインは得意だと言って差し支えなさそうです。また、2017年はホテルや飲食店、教育関係、旅行関係、パッケージ関係などのBtoC案件がちらほら見受けられるようになっていて、よりダイレクトにデザインの喜びを感じる案件が印象に残った年でもありました。それに伴い、撮影のディレクションをすることも増えており、全体イメージを考えたり撮影小物を探すなどの前準備から当日のディレクションまでトータルで評価いただけているように思います。そうそう、いつになくイラストの案件も多かったですね。社内でイラストまで賄えるようになったのは提案力に結びついていてとても嬉しいことです。

 

ディレクションにかける時間を増やしたい

 
ところで、もしも外部の人が1日うちの会社で仕事ぶりを見ることがあったとしたら、恐らくあまりに短時間で仕事をこなしているのに驚かれていると思います。元々スピードではどの会社でも最速の部類にいた僕からしても過去最高に速くこなしていると思いますし、正直なところこれ以上速くすることはできないところまで来ているのですが、デザインのクオリティで最高のところまで来ているかと言ったら、それはもう全然そんなことはなく、代理店の人やお客さんに助けられているところも結構多かったりしますし、そもそも考え尽くして出せているかと言ったら、ほとんど僕の直感で瞬殺して出しているというのが実情だったりします。冒頭に記したような教育も含めて、「組織」としてクオリティを上げなければこれ以上のレベルの仕事にたどり着けないと切実に感じており、僕自身最大の強みであるディレクションをもっと活かして社員の教育をしながらクオリティに結びつけて一石二鳥を狙うというのがその実質的な対処法だと思ってはいるのですが、それは言葉で言うほど全然簡単ではなくて、もっと細分化して少しずつ何とかするしかなくて、目の前には次々と仕事が積まれていく中ではそれもまたとても難しい、そういう状況があります。

2017年はコンペや競合案件、提案案件も多い年で、時折ネット上のコンペ(主にランサーズ)にも参加しました。結果的にはほとんど負け知らずじゃないでしょうか?(もちろんランサーズはそうもいかず3割程度の勝率だと思いますが)デザイン業という意味ではワッカデザインの方向性は概ね間違っていないと感じています。このままの方向性で仕事を広げていければ自ずと会社を大きくできるはずなので、チームとして戦えるようになること、とにかくこれが2018年の課題!ということで、今年も頑張ります。よろしくお願いいたします!

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