2015年の実績を数字にしてみると

 
【webデザイン】
コーポレートサイト 11
オウンドメディアサイト 5
ランディングページ 25
バナー等 24
 
【グラフィックデザイン】
パンフレット 23
リーフレット 19
名刺 5
その他ツール 16
 
【パッケージデザイン】
パッケージ 7
 
【展示会ツール】
パネル 42
ブース 3
 
【飲食店ツール】
ポスター 7
メニュー 3
その他ツール 4
 
【ロゴデザイン】
ロゴ 10
 
という結果になりました。これは今年2015年4月〜12月の実績数で、単純作業だけのものとかは除いているのですが、こりゃ気が狂いそうになるわけだ、と自分でも納得の数です。それと、web案件の比率が体感よりずっと多いですね。これまで所属してきた制作会社はどこも紙もののグラフィックデザインが主体の会社ばかりだったから、もしその人達が見たら驚くかもしれません。直近の会社では社内で唯一(?)webデザインを自ら行いコーディングディレクションをしてきたというのが、実はとてもありがたかったというのを感じます。それがなかったら独立は難しかったように思います。特にコーポレートサイトはきちんとした予算を立てて執行されるケースが多く、金額的にもきちんとした額になることが多いからです。
 
ところで、世間では「webデザイナー」と「グラフィックデザイナー」を分け、「web制作会社」と「デザイン制作会社」も分けたがる傾向があります。僕としてはどちらも同じデザインだと思っているし、実際にデザイン的なアプローチは同じなので、このきちんと案件が入り乱れた状況はむしろ誇りに思っているわけですが、ちょっとそのことに触れてみます。webデザインがRGBで出来ていて印刷物がCMYKで出来ているとか、それくらいの違いであればこれほど市場がハッキリ分かれたりはしないと思いますが、ではその違いは何なのかと言うと、グラフィックデザインがデザインそのものの追求であるのに対し、web案件においてはデザイン的にはコーディングが伴うことと、デザインとは別にマーケティング的な成果が求められることの2点が大きく違います。逆に言えばwebデザインにおいてもデザインするだけなら、パンフレットをデザインすることとポスターをデザインすること、パッケージをデザインすることでそれぞれノウハウがかなり異なるのと同じレベルの違いだと思うんですね。紙だけ出来てwebがデザインできないのだとしたら、それはwebのデザイン作法を知らないというだけですし、webデザイナーの人が印刷物のデザインを出来れば避けたいと思っているとしたら、それはやはり印刷物デザインのセオリーやルールを知らないからでしょう。
 
ただ、現実としてその両方を同じデザインクオリティで出せる人は少ないように思いますが、個人的にはグラフィックデザイナーがwebデザインをするということはその逆よりもずっとハードルは低いと思います。元々グラフィックデザイナーは色々なサイズの色々な仕様のものを作るので、それにwebが加わるだけだからです。webはブラウザで見れさえすれば自由に表現して良いわけですが、いくつかデザインしてみると意外と考えなくて良いことが多いことに気づきます。自由なようでサイトの目的さえハッキリしていれば横幅から悩む必要はなくて実は定型の中でやるようなもので、グローバルナビなど他の要素も同様です。また、コーディングという事情もあるので、ますます定型化して考えれば良い箇所が増えていく(もちろんコーディングの知識はある程度必要ですが)。ブランディング部分やキービジュアルをきちんとデザインするというのは紙では日頃から当たり前のことなので、そこさえ決まってしまえば、ページがたくさんあって手間はかかるもののデザイン的にはそうそう悩まないでしょう。逆にwebデザイナーからすると、例えばA4のチラシがいかに難しいかということに直面します。それこそブランディング的な要素、伝えなければいけない要素、ごちゃごちゃしないように視線誘導を加味したレイアウトや書体のことなど、デザイン上配慮しないといけないことがもの凄く多い。他に封筒も作りたいとか、名刺も作りたい、パンフレットも作りたいとかなってくると、全てデザイン的な勝手は全然違うからますます難しく感じてしまうわけです。
 

ともあれ、ポートフォリオ配布中です!

 
そんなわけで、Wacca Design Officeでは、webとグラフィックが入り乱れた2015年実績によるポートフォリオを配布中ですので、ご興味ある方がいらっしゃいましたらご連絡いただければと思います。毎回ポートフォリオ作成時には生み出したデザインの本質をより伝えるにはどうしたら良いか悩むのですが、今回は見開きを使って左側全面をポスターデザイン、右側を各種ツールデザインとしてみたものの、印刷会社から届いて見てみた瞬間、それはちょっと失敗だったと自分で苦笑してしまった面もあります。せめて左ページのポスターデザインは裁ち落としにすべきではなかった。画面上でデザインしている分にはいい感じなのですが、一度も出力しなかったのは本当に失敗で、圧迫感とごちゃつきを生んでしまっていました。まぁもう作ってしまったので1年はこれで行きますが、来年はまた考えないとなぁ。
 
同時に、本当に必要な時だけキンコーズで出力するなどだましだましやっていましたが、DTPプリンターを買わないとやっぱりダメだ!と強く感じます。つい先日、データを保存している外付けハードディスクの挙動がおかしくなってきたためサーバーを買ってしまったので、今すぐというわけにもいかないのですが、なるべく早くプリンターを買って、原寸出力による確認をきちんとする環境にしなければ…。金額的にかなり高いのでこれまで躊躇していましたが、今回のポートフォリオの件で必要性を痛感しました。実際どんなベテランの人でもきちんと原寸で確認しますしね。自分自身でやっていく以上、設備はひとつひとつ整えていくしかないですね。頑張ります(笑)